シュリンプと暮らそう


レッドビーシュリンプ


エビはとても弱い生き物です。

生態系の中でも魚類の下位に位置し、食べられる関係にあります。水質汚染や変化にも非常に弱く、ちょっとしたことですぐにダメになってしまいます。大きさもとても小さく体の作りも大変繊細になっています。これらを他の熱帯魚の飼育と同じような感覚で始めると大変危険です。特にエビは脱皮、この脱皮をしている瞬間はほとんど無防備で、他の魚などがいたらあっという間に食べられてしまいます。またシュリンプ類は酸素濃度の低下に非常に弱く、高水温にも弱いです。そのため気を使って水槽の管理をしなければいけません。小型の熱帯魚では、しばらく放っておいてもなんということはありませんが、エビの場合はふと気づくと全滅していたりすることも多いです。そのような弱い生き物であるということを考えた上で飼育を始めなければいけません。このようなことを全く何も知らないまま高価なエビを購入して育ててみようと言うのは危険なので、安価なものからはじめた方がいいかもしれません。


水槽を用意する


これが一番悩むことかも知れません。おそらく、飼育方法を調べている段階ですと、既にシュリンプ類を育てているということはないかと思います。そのために調べているはずだと思いますので、個人的な感想も込みで考えますと、おそらく、普通の水槽だと大きすぎると感じるのではないかと思います。もし、空いた水槽があるのなら使い回しでいいかもしれませんが、新規に水槽を買ってエビを見て楽しもうということであれば、今はおそらく自分の部屋でも机の横とか、リビングの一部に少し置くことになると思います。 エビは大きくても5cm程度が最大です。淡水のシュリンプ類ではこれくらいが今流通しているもので大きいものですが、人気の種類は小さいものが多いです。せいぜい2,3cmといったところだと思います。それを1m先から見るということはあまり考えられません。見えなくなってしまいます。それに動きも非常に細かいため、泳いでいる姿を楽しむという感じでも無いかと思います。できれば目を近づけてじっと観察する感じだと思います。ひたすらたくさん増やしたいということで、大きな水槽で大量生産していくのであれば話は違いますが、初めはやはり、少ない数であまり高価ではないシュリンプ類を育てることになるかと思います。 そのような前提で考えると、ほんとうに20cm程度の水槽で十分だと思います。10cmでもいいです。実際、瓶詰めにされた水草とエビが売られています。少ない数のエビを小さい入れ物に入れると手にとって見ることもできます。一番難しい最初の水合わせも、購入して袋に入っている水をそのまま入れればいいので心配いりません。水が少ない場合は後日、少しづつたしみずしていくといいかと思います。この方法ですと水合わせによる失敗は0です。 そのため、ほんとうにシュリンプの飼育方法を調べている段階の方は初めてエビを飼育するということが多いと想いますため、小さい水槽がオススメだと思います。確かに水質の安定やあまりに小さすぎる水槽にエビを大量に入れても無謀なことですが、小さい水槽に少ない数のエビを飼育することが一番楽しめる飼育方法じゃないかと思います。なにもかもが楽です。また、エビは体の大きさのわりにそれほど餌を食べません。毎日あげなければいけないということもなく、たまに与える程度でも平気だったりします。 そのような飼い方をすると、ほんとうに水は汚れませんので、まったくメンテナンスが楽です。小型水槽というか、器になるとエアレーションさえ邪魔になりますが、そのような時は水草でも入れて、少なめのエビの数にすれば問題無いと思います。水草は根を持たない日陰でも育つものがいいです。また、ガラスの容器は窓際で強い光が当たると、器の形状によっては丸みを帯びたものが多く、虫眼鏡のように光が焦点に集められてしまうことがあるため、火災の原因にもなります。これだけは一番気をつけなければいけないことです。光がないと水草はそだちませんが、電気を消して生活が出来る程度の場所であれば陰性の水草は育成可能ですので、そういったガラスなどの容器で飼育する場合には置き場所を十分に考えてください。 やはり、水槽メーカーから販売されている水槽はそのようなことも考えられていて、直射日光にあたったりするとだめですが、完全とはいいませんが安全性はあがります。比較的丸みを持たせない形状のものが多く平面的にガラスを貼りあわせています。もちろん、日光があたるような窓際においてはいけませんということを注意書きに書いていると思います。それだけ、メーカーでさえ、太陽の光を予測することは難しく事故の起きる可能性を0にはできないのだと思います。十分に気をつけるべきことだと思います。 また、そのような場合には、陶器製の浅い器などはいいかもしれません。白い器だと赤いエビは非常に見栄えがします。上見になりますが、エビは上見にも十分堪えられる鑑賞価値があります。金魚と一緒ですが、これもなかなかいいかと思います。


底砂について


エビの底砂は何がいいかといいますと、一般的にはソイルが使われています。またこのソイルと言うのは水草育成に特化された土でして、肥料分を含んでいるものが一般的です。ソイルとは英語で土という意味です。いわば、肥料入りの園芸用土という感じだと思います。しかし、この肥料分というのは最初に水質の悪化を招き、大変生き物が生きていくにはつらい状況となります。 水草にとっての肥料というのは動物にとっては非常に危険な汚れと言うものになります。これらは主に亜硝酸と呼ばれる物質で生体には大変、悪影響を及ぼします。これらの影響が出なくなるまで、しばらく水槽を空で放置して十分に安全な状態になってから使うのであればいいのですが、通常の砂利のように水洗いをしてすぐに水を張って生体を入れるということをやると、エビなどは大変弱く、すぐにダメになってしまいます。これらのシュリンプ類は亜硝酸に大変弱いのです。 しかし、エビの飼育においてはソイルを使っていることが多いです。そのソイルにはエビの専門のソイルというのがあって肥料分が元から入っていないというような特殊なソイルです。このようなソイルを使った場合には、すぐにエビを投入しても、亜硝酸の発生の心配はいらなくなります。なぜかソイルにはこれらシュリンプ類の飼育において適合しているような、利点があるといえます。それはソイルの中に含まれている有機物がエビにとっていい影響をもたらしたり、またエビの食べ物となる微生物の発生を促すようです。 しかし厳密には、ソイルでなくてはいけないということはありません。たとえ大磯砂でもベアタンクでも問題はありません。またソイルの場合水槽の底のほうには、汚れが溜まってしまいソイルをまき上げただけでも、エビ達が全滅してしまうということも長い間飼育していると起こりうるかもしれません。そのような事態を防ぐためには大きめの粒の砂利を浅く敷いて使うのか安全なのかもしれません。またエビにとって有用な有機物を補うためには適度に水草などがあったほうがいいのかもしれません。


シュリンプ飼育〜エビを入れる



【エビ導入前の水槽の準備 】

まず、エビを購入する前に飼育するための水槽を準備しなければなりません。どうしても水槽とエビを一緒に買わらなければいけない場合は別ですが、出来る限り前もって準備しておくのが理想的です。まず初めに水槽を用意して水を張り、そこに底砂や飾りなどを入れてろ過装置を稼働させます。この状態で一週間から二週間は放置するのが理想的ですが、できれば本来はもっと長くとったほうがいいのかもしれません。また新品の水草育成用の肥料入りソイルを使うような場合は何度も水替えをして栄養分を抜いておくようにします。 または古いソイルを使いまわすと、肥料分が抜けてバクテリアも定着していてちょうどいいかもしれません。またバクテリアの素があるような時にはできればそれらを使うことによって、通常は三カ月位かかるバクテリアの完全な定着がスムーズに早く行われるようになります。おそらく最低限のバクテリアは1,2週間で発生するような感じがします。 また、全く新規に水槽を立ち上げる場合はあえて何も入れずに空の水槽を用意しておきます。そこに買ってきたエビの袋の中の水と一緒に水槽の中に入れてしまいます。エアレーションだけをして、そして毎日少しずつ水を足して徐々に水槽の容量まで水を増やしていきます。このような方法を使うと、新品の水槽でバクテリアがまだ発生していないような場合にもすぐに安定した環境が作れるかと思います。十分に水が増えてろ過装置が動かせるようになったら、スイッチを入れて普通の運用に切り替えるといいと思います。


【エビを水槽に導入する】

購入してきたエビを準備のできた水槽の中に導入します。この瞬間が一番緊張する時だと思います。エビは水質の変化に大変弱く、じっくりと時間をかけて水合わせ行わなければいけません。また水合わせにどれだけ時間をかけても、あまりに水質が違いすぎる時は、やはりダメになってしまうことがあります。ですので、購入してくる水槽の水と導入しようとしている水槽の水質があまりにかけ離れているような場合は、大変注意が必要となります。 もしも、とても高価なエビが水質が明らかに合わないと思われる時は、購入する時に水を多めにもらってきて、水槽の中を空にして、購入してきた店の水だけを入れて、徐々に水をたしていく方法の方が安全だと思います。通常、それほど水質の差がないような場合は、水合わせは大体一時間位かけてゆっくりと行います。この場合にはエアーチューブとコックなどを使って徐々に点滴のように一滴ずつ水が入って行くようにして、水質の変化を最小限に抑えます。 このような水合わせの方法はエビの飼育が始まってから大変有名になり、他の熱帯魚などの水合わせでも使われるようになりました。それぐらい水質の変化にはエビはとてもシビアなのです。また特に浸透圧の変化に弱いように感じます。そのため古い飼育水で飼われていたエビを新しい水に入れるような場合や、その逆の場合も注意が必要です。また水がうまく合わずにエビがちゃんと適応できなかった場合には、すぐにだめになるということではなく翌日や翌々日にだめになっているということが多いです。


【餌やり】

餌はエビ専用のフードを与えます。最初からいきなり、別の魚用の餌を使うようなリスクをあえて犯すことももったいない気がします。ただ、プレコフードやコリドラスフードのような沈下性の餌ならなんらかの反応があり、少しづつは食べてくれるようです。エビは一日中餌を探してついばんでいます。餌がなくても水槽のあちこちをつついて餌を探しています。おそらく人間には見えませんが何かを食べているのでしょう。 このようなこともあり、ある程度時間が経過した水槽では自然の餌があるのですぐに餌がなくなりだめになるといういことはありませんが、新品の水槽に新品の底砂などの場合には、なるべく早めに与えてあげるほうがいいかと思います。 つねに餌を食べているような状態なので、魚のようにすぐに食べきるという与え方ではありませんが、量が多く翌日まで残っているようなら、多すぎますので、取り出して水質の悪化を防ぐようにします。特に最初の水槽立ち上げ時期や、水量が少ない時に餌を与えると、相当に危険な状態になりますので、むしろ、必要量より少なめに与えるようにします。全く餌がないというのは餓死や共喰いの恐れがありますが、ほんの少しでも餌のかけらがあれば、エビはしばらくいきていけますので、まずは水質の悪化を起こさないことを優先してください。 本格的に餌を与えるのは、ろ過バクテリアがしっかり機能して十分に浄化能力があがってからにしたほうがよいでしょう。そのようなこともあり、餌は水中で長い時間放置してもあまり溶け出さない、水を汚さないものがいいと思います。ホウレンソウなどを煮たものはとても水槽が汚れますので注意が必要です。


【水かえ 】

水替えも危険が伴います。魚の場合、1週間に一度1/4というのが決まり文句のように言われています。エビはもっと少量だと言われています。もしくは、足し水のみで過ごす人もいるくらいです。しかし、本当に怖いのはおそらく、砂の底の方にはエビにとって大変危険な汚染物質である亜硝酸を発生させる沈殿物が大量にたまっているはずです。水をたくさん抜いてから新しい水を入れると、必然的にその底の方の沈殿物を巻き上げることになります。これは自らエビを壊滅的な状態にしているようなものです。 また、水を換えていないと、底砂や餌などからどんどんと水中に溶け出していく物質があり、浸透圧が高くなっていきます。水替えをするとういことは、この物質の濃度を下げるわけで急激な浸透圧の変化はエビにとって大変危険ですので、避けるという意味であえて、足し水のみでおこなっていく方が無難な場合もあるようです。しかし、この方法ですといつかは水替えをしなければいけませんので、危険を後回しにしているだけかもしれません。


 


シュリンプの繁殖

【繁殖こそが醍醐味】

エビはグッピーのような楽しみ方なのかもしれません。ビーシュリンプなどは、模様の綺麗さを求めて人為的に掛け合わせを行なっていきます。また、ほおって置いても勝手に増えていくのが理想的な環境です。逆に増えない場合は何らかの問題があるかと疑うくらいです。また、エビの寿命は短く、繁殖しない場合はすぐに水槽が空になってしまいます。そのため、水槽に少数のシュリンプを入れてはじめて、数カ月後にはエビだらけの水槽を眺めるというのが楽しみの1つかもしれません。


【大型卵タイプか小型卵タイプか】

シュリンプ類には2種類の繁殖形態を持つものが居ます。それは卵の大きさが違います。大型の卵を産んですぐに親と同じ形で泳ぎだす種類のシュリンプが大型卵タイプで、非常にたくさんの小型の卵を産卵するのが、小型卵タイプです。小型卵で生まれた子供はプランクトンのような大きさや形をしていて、すぐに魚に食べられてしまうため生存確率は非常に低いものです。 また、水槽下では塩分を必要とするシュリンプもいてなかなかこの小型卵タイプのエビを繁殖させることは難しいようです。また餌も非常に困ります。プランクトンのような大きさの稚エビは何を食べているのでしょうか?まだわかっていないだけかもしれませんが、とても難しいことだと思います。考えられるのはクロレラのような植物プランクトンか何かだと思います。 シュリンプの寿命と繁殖可能になる日数 種類により違いはありますが、体の大きさから考えると、他のシュリンプも大抵は似たような感じとなっていますが、ビーシュリンプを例にあげます。 寿命は1年〜1.5年くらいです。生まれてから3,4ヶ月程度でオスメスともに繁殖可能になります。交尾後抱卵します。また、抱卵期間は20日程度です。2mmほどの稚エビが生まれて親と同じように泳ぎ出します。一度に20個程度の卵を抱卵します。2,3ヶ月ごとに抱卵するようです。稚エビは脱皮を繰り返して大きくなっていきます。


【オスとメスの見分け方 】

若い時はオスメスの区別は非常に難しいものとなっています。抱卵するようになってくると一見してオスメスの区別がつくくらいに体の丸みが異なりますが、若い時はその特徴がでていないため、かなり難しいものとなってきます。ただ、やはり、細身で活動的なのがオスで太めでおとなしいのがメスだという特徴があります。どうしても完全に判別するのは難しいのかも知れませんので、若いエビの雌雄判別は、だいたいで見極めるしかないのかもしれません。


【抱卵から産卵】

抱卵後、レッドビーシュリンプの場合ですと20日程度で孵化します。羽化するまでは抱卵といい、卵を腹に抱えたまま生活しています。常に新鮮な酸素を与えるためか、水を送っている様子が観察できると思います。 次第に卵の色が変わり、孵化が近づくと徐々に動きがいつもと変わってくることもあるようです。かなり大きい卵なので中で成長しているのが表面から見て色の変化に現れるようです。 卵が孵化すると、稚エビが親から離れて出てきます。


【稚エビの管理 】

稚エビは、非常に小さいプランクトンを食べています。いきなり親と同じ餌を食べることは難しいかもしれません。そのため、底砂の間の泥や水草がたくさんあるといいかもしれません。 しかし、すぐに細かくすりつぶした餌を食べたりしますので、特別に用意しなくても困ることは無いと思います。もし、数が多く、多くの数を残したいと思えば、稚エビ用の餌というものがありますので、これを使うことをおすすめします。


【ビーシュリンプの遺伝について 】

普通は、白と赤のレッドビーシュリンプの中から自分の好みの特徴をもったエビのオスとメスをかけ合わせていけば、自分の好きな模様を作ることができます。しかし、2,3世代、もっと何世代もかけ合わせていくと、綺麗ではない模様のエビばかりができたり、弱いエビばかりができてしまい、その血統で繁殖させることが難しくなってしまいます。 これを防ぐために、あえて、赤ではなく、黒や茶色のバンドの色を持ったビーシュリンプをかけ合わせていくという方法があります。これを戻し交配といいます。このため簡単な遺伝の法則だけでも理解しておくと大変便利です。ビーシュリンプがわかりやすいので、例にあげてみます。 いい系統の紅白のビーシュリンプだけを掛けあわせていればいいなら、何も考えることもないのですが、通常、同じ水槽内だけで繁殖させていると、どんどんと近縁の種同士で交配が進んでしまいますので、模様がイマイチになったり、増える数が減ってきたりということもあるはずです。しかし、購入したビーシュリンプ同士が稚エビを増やしていって、その稚エビがまた増えていきますので、それほど神経質になることもないようです。 レッドビーシュリンプ(RR)、ブラックビーシュリンプ(BB)、ブラウンビーシュリンプ(BR) 体色はRRというタイプになった時だけ赤色になると考えます。BBは黒でBRは茶色です。色が付いている部分以外のエビの体色は白か半透明です。しかし、実はそれほど単純ではないようです。紅白同士のビーシュリンプでも何代か前に黒や茶色の系統が入っていると、その子が完全に紅白になるというわけではないようです。 ただ、おおまかにいうとRRのビーシュリンプにBRを掛けあわせた後は、何%くらい紅白が出るのか?また、RRのビーシュリンプにBBをかけ合わせると、紅白は基本的にはでないといえるのでそれを理解していないと、いくら掛けあわせても紅白に戻らないといういことにもなるかもしれません。 しかし、基本的に紅白同士を選んで掛け合わせていけば問題ないので、あまり難しく考える必要はないかもしれません。


【新しいエビの作出】

自分で好みの品種を作るという作業はとても地味で地道な努力がいる大変な作業です。あえてこれに挑戦するのもいいかもしれません。はじめのうちは、出来上がった素晴らしい品種を購入して数代繁殖させて楽しむのがいいかもしれません。しかし次第になれてくると、それを自分の思い通りにコントロールしてみたいと思うようになってくるかもしれません。 ただ、普通に白と赤のバンド模様のビーシュリンプだけでは物足りないという欲求から様々な模様が生まれました。これでさらに何かを目指すのかということもありますが、普通に綺麗な状態のシュリンプを何世代も維持していくことは難しいものです。放置しておくと、やがて綺麗な模様のエビは居なくなってしまうかも知れません。それも自然の流れでよいかもしれません。また、自分で模様ごとに水槽を作るとそれはなかなか楽しいものです。黒いバンドのビーシュリンプと赤いバンドのビーシュリンプを繁殖させて維持していると、水槽を眺める楽しみが増えるかも知れません。それが、いくつもあるかと考えるととても興味はつきません。 まず、一番大事な作業がオスとメスの選別です。これは繁殖が始まる前に行わないと意味が無くなってしまいます。また、ビーシュリンプに関して言えば、オスが一度交配すると、そのメスは2,3回は産卵が可能なようですので、早めに隔離して選別しないと大変です。 何を求めていい品種の系統を維持するか? これは難しい問題ですが、人それぞれだと思います。多いのが色の濃さではないでしょうか?まずは、色がシッカリとでないとおもしろみが減ってしまいます。そして、大きさなどでしょうか。その次に模様となってくるのだと思います。 個人的には、丈夫で色が濃くて、ツヤがあるようなものはいいと思っていますが、そういう特徴を持ったエビを何ペアも同じ水槽に入れておいて、あとは勝手に増えていくのを待つくらいしかありません。2匹だけを隔離して繁殖させるというところまでしても、なかなか思うように繁殖してくれないかもしれませんので、複数匹入れておくという方がいいようです。 ビーシュリンプの場合、色が赤、黒、茶色とあり、白の部分もあります。 欲しい特徴が他の色に載っている場合には一度、求める色から変わってしまうことになります。それをまた戻すことになるので、少し手間がかかるかもしれません。 レッドチェリーシュリンプの場合は、特に何も考えずに赤が濃いものを選んで水槽に入れておくくらいしかできることはないかもしれません。しかし、メスが特に赤く、オスはあまり赤くならないという特徴がありますので、気がついたらメスしか居ない水槽にならないように注意が必要です。 似たような種なのに違う名前で続々と海外から新しいエビが入ってきますが、これらは元々がどういう種なのか不明な物が多いです。改良されたもので同じ種なのか?それとも別の種なのか?わかりません。そのため、複数の種類のエビを混ぜて飼育するのはあまり良くないと思います。思わぬところでかけ合わせが行われて、もっていたいい特徴が薄れてしまうかもしれません。 また、逆にそういう雑種を作りだし、そこからいいものを選抜して固定するということで自分のオリジナルの特徴をもったエビを飼育できるかもしれません。




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